一九四五年の東京大空襲により卒業式を開けないまま国民学校を卒業した橋本喜代子さん(74)=さいたま市中央区=の元に、六十二年遅れで卒業証書が届いた。三十一日夜、埼玉会館で行われたコンサートの中で開かれた卒業式。障害者向けグループホームで暮らす喜代子さんのために、福祉団体が企画した。喜代子さんは「胸のつかえが取れたよう」と、穏やかな笑顔で卒業証書を受け取った。 四五年三月十日の東京大空襲で、喜代子さんの母校東京都第三砂町国民学校(現・江東区立第三砂町小)は全焼。当時...
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