【ジュネーブ8日共同】国連人権理事会のピネイロ特別報告者(ミャンマー担当)は7日、反政府デモを取材中に射殺された映像ジャーナリスト長井健司さんについて「流れ弾ではなく、至近距離から故意に射殺された可能性がある」と指摘する、同国の人権状況に関する報告書を公表した。報告書は死者数についても軍事政権が公表した2倍の31人に上る可能性を示した。
ミャンマー軍政は「誤射」と主張、デモ弾圧を理由に制裁強化に動く欧米諸国に対し「内政干渉」と反発しているが、新たな報告書の公表で国際社会のミャンマーに対する圧力が再び高まる可能性が出てきた。
ピネイロ氏が11月中旬にミャンマーを訪問し、軍政当局者や野党幹部、刑務所の拘束者らと面会して行った調査に基づく。
報告書はまた、これまで軍政が認めたデモ鎮圧に伴う死者15人とは別に、9-10月に16人が死亡したとの情報があるとし、軍政が死者数を大幅に過小評価している可能性を指摘。16人のほか、行方不明者74人、拘束者653人を加えた名前のリストを軍政側に示し、照会を求めたとしている。
(共同通信社)
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