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 野生化し繁殖し続けるヤギによる食害で環境破壊が進む鹿児島県・奄美大島の4市町村(奄美市など)で12月、ヤギの放し飼い防止条例が相次いで制定された。約半年の周知期間を経て、来年6月から施行される。残る1町(竜郷町)でも来年の3月議会に提案され、可決されれば全島での実施となる。

 各市町村の調査によると、島内には約2300頭の野ヤギ(野生化した飼いヤギ)が生息。海岸部などで草が食べ尽くされ、土砂流出や希少植物への影響が深刻化している。奄美市環境対策課の担当者は「条例によって飼いヤギが適正に管理され、奄美の生態系が守られることを期待する」と話している。

 防止条例は環境衛生の向上を目指し、ヤギの飼い主の管理責任を明確化。小屋や柵の中で飼育し、首輪などで所有者を明示することや、市町村長への飼育状況の報告を課した。罰則規定はないが、違反した場合は自治体が指導勧告を行い、従わなければ「野ヤギ」と見なすことができる。

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