名古屋地裁が昨年11月に過労死と認めた元トヨタ自動車社員内野健一さん=当時(30)=の妻博子さん(38)が9日、舛添要一厚生労働相と面会、判決が認定した残業時間で遺族補償年金の支給額を算定しないのは不当として、是正を求める申し入れ書を提出した。
名古屋地裁は判決で遺族年金不支給決定を取り消し、トヨタが業務外とした活動も含め、死亡前1カ月間の残業時間を約106時間と認定、判決は12月に確定した。
厚労省で記者会見した博子さんによると、豊田労働基準監督署は、このうちトヨタが認めている約45時間を残業時間として支給額を算定。認定された時間との差は、博子さんとトヨタの話し合いの決着後に修正すると伝えてきたという。
内野さんは2002年2月、業務中に倒れ亡くなった。博子さんは「行政が司法の判断を無視してよいのか。6年間の思いを無駄にしてほしくない」と訴えている。
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