政府は14日までに、手詰まり状態が続くロシアとの北方領土問題に関し「歯舞諸島と色丹島の返還条件」と「国後、択捉両島の帰属問題」の並行協議方式による交渉再開の検討に入った。
小泉、安倍政権は「4島一括で日本への帰属を確認する」との基本姿勢に重点を置き、交渉が停滞したため、並行協議に道筋を付けたとされる2001年の「イルクーツク声明」に立ち戻り、仕切り直しによる局面打開を模索する構えだ。ただ交渉再開の時期は不透明で、政府筋は「5月のプーチン大統領退任後にならざるを得ない」としている。
01年3月、当時の森喜朗首相とプーチン氏はイルクーツクで会談。平和条約締結後に歯舞・色丹を返還するとした1956年の日ソ共同宣言の有効性や、93年の東京宣言に基づき4島の帰属問題を解決し、平和条約締結交渉を促進することを確認した。
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