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「戦時中の地元を多くの人に知ってもらいたい」。20周年記念事業を行う実行委の髙橋さんカナロコ

 平和の尊さを訴える「平和を考える茅ケ崎市民の会実行委員会」(柳平吉委員長)が活動二十周年を迎え、今月末に三日間の記念事業を開く。戦争を知る語り部が減り、実行委自体も新たに加わったメンバーは二〇〇六年度以降ゼロ。薄れゆく「記憶」をもう一度呼び起こしたいとの願いがある。

 記念事業は二十五日から二十七日、市民文化会館(同市茅ケ崎)で。戦争体験を伝える企画や戦時中の茅ケ崎、藤沢の様子を収めたパネル展示を行う。二十六日には横浜市鶴見沖縄県人会の大城康彦会長の講演、三線の演奏、映画も催す。

 テーマは足元の再確認だ。茅ケ崎は、当時米軍が関東上陸の地として計画した場所。多くの犠牲者が出た沖縄の歴史を知ることで、湘南が戦禍に巻き込まれたかもしれなかった事実、恐ろしさに思いをはせる。

 実行委で十年余活動する髙橋登女恵さん(74)も体験を語る。小学五年で長野県に疎開。両親を失い、親せきをたらい回しにされた友人も目の当たりにした。「地元を見詰め直し、戦争は何だったのかを多くの人に伝えたい」と話す。

 現実は年々厳しい。メンバーの二十四人は高齢化。年度ごとに公募しているが、継続して参加する人が大半で、新規加入者は二〇〇六年度からいない。記念事業のビラには「あなたは知っていますか」というメッセージを盛り込んだ。

 参加無料。問い合わせは市文化推進課電話0467(82)1111(平日のみ)。

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