丸八証券(名古屋市)は21日、「ケイエス冷凍食品」(大阪府)の株価を不当に維持し、金融商品取引法違反(相場操縦)をしたとして東海財務局から行政処分を受けた問題で、違反当時に同社を通じてケイエス株を買った顧客に対して損害額を今月末に賠償する、と発表した。
証券会社が相場操縦で顧客に損害賠償するのは初のケース。
対象は2006年4月11日から5月23日の間に丸八証券から勧誘を受けて、当時、新規上場の銘柄だったケイエス株を公募価格(1850円)で買った顧客75人。
そのうち41人はすでに売却しており、株価下落による損害額を支払う。現在も保有中の34人には丸八がケイエス株を今月18日の終値(1200円)で買い取った上で、差損を支払う。
損害賠償にかかる費用は約700万円を見込んでおり、08年3月期決算で特別損失に計上する。
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