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 慶応大と国立病院機構大阪医療センターは25日、さまざまな組織に成長する万能細胞「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を200種類近く作製して保管し、人への移植など臨床応用に向けた研究を始めることを明らかにした。

 京都大の山中伸弥教授の協力を受け、慶応大の岡野栄之教授らが4月から実施。へその緒に含まれる臍帯血や胎盤などの提供を受けて万能細胞のライブラリー(書庫)を整備。動物への移植実験などを通じて人体への安全性を検証する。

 脊髄損傷ややけどなど早急な治療が必要なケースに備え、すぐに患部に移植できるよう保管しておく狙いもある。同センターの金村米博医師は「将来はこうした方法で骨髄バンクに似た仕組みが可能になるかもしれない」と話している。

 同センターには同意を受けて年間150ほどの臍帯血や胎盤の提供がある。これを活用し、iPS細胞を培養して保存しておく仕組み。

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