ラヴィキラン M・Sさん(24歳)の両親の人生の選択肢で最も大切なのは「安定」だった。植民地時代に終わりを告げたインド──。2人は大学で学位も取ったが、薄給でも安定した政府の仕事を選んだ。 現在は3人の息子と共に、バンガロールの労働者階級が多く住む地域で質素なコンクリートの家に住んでいる。極彩色のヒンズーの神々の絵が壁に飾ってあるが、家具といえばプラスチックの椅子と鉄製の折り畳み式ベッドくらい。 だが、長男でプログラマーのラヴィキランさんは、安全と安定だけでは満...
ラヴィキラン M・Sさん(24歳)の両親の人生の選択肢で最も大切なのは「安定」だった。植民地時代に終わりを告げたインド──。2人は大学で学位も取ったが、薄給でも安定した政府の仕事を選んだ。 現在は3人の息子と共に、バンガロールの労働者階級が多く住む地域で質素なコンクリートの家に住んでいる。極彩色のヒンズーの神々の絵が壁に飾ってあるが、家具といえばプラスチックの椅子と鉄製の折り畳み式ベッドくらい。 だが、長男でプログラマーのラヴィキランさんは、安全と安定だけでは満...