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 宇宙航空研究開発機構が欧州宇宙機関(ESA)と共同で水星を探査する「ベピ・コロンボ計画」について、宇宙開発委員会推進部会は12日、2013年度打ち上げに向けて探査機の設計、製作に進むことが妥当と結論づけた。13日、本委員会で了承される。

 日欧が1機ずつ開発、2機を結合して打ち上げ、分離後はそれぞれが水星を周回しながら19年度から観測する。宇宙機構は08年度に20億円を投じて試作機の設計を開始。日本側の開発運用費は計約150億円の見通し。

 水星には1970年代に米国のマリナー10号が3回接近し、地球と同様に磁気を生じていることを発見した。金星や火星にない磁場がなぜ水星にあるのかは謎のままだ。

 日本の探査機は、水星の磁場や磁気圏を高精度に観測。磁場のできた理由などを明らかにする。また、ナトリウムが主成分の薄い大気の分布と変動を調べる。ESAの探査機は地形や鉱物、元素の組成をとらえ、重力場の観測により、巨大な鉄の中心核があるとされる水星内部の構造を探る。

※写真=日欧共同の水星探査計画で、宇宙航空研究開発機構が開発する探査機の想像図(京都大生存圏研究所提供)

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