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 中国製ギョーザ中毒事件の発覚後、自主回収対象の中国製冷凍食品を食べ体調不良になったと訴えた人は14日、全国で2800人を超えた。だが厚生労働省が有機リン中毒と認めた人はゼロのまま。専門家は、摂取量が少なかったため激しい症状が出ず、医療機関が普通の食中毒として扱い必要な検査をしなかった可能性があると指摘している。

 厚生労働省によると、今回の事件に関連し有機リン中毒と認められるには(1)神経症状などの中毒症状がある(2)血液中のコリンエステラーゼ活性の低下(3)メタミドホスの検出-の3つを満たすことが要件。

 だが厚労省が中毒と認めた千葉市稲毛区の女性(37)は(2)の血液検査を受けていない。嘔吐、下痢、めまいを訴えた女性の診断は「胃腸炎または食中毒の疑い」。点滴と一般的な血液検査を受け、翌日退院。その後、未調理分のギョーザから130ppmと極めて高濃度のメタミドホスが検出され「因果関係が明らか」として認定された。

 「急性中毒診療ハンドブック」の著書もある北里病院救命救急センターの上条吉人講師は「メタミドホスはにおいがきつく、多くは食べられない。瞳孔が縮小し、よだれを垂れ流すほどの重症患者は少ないはず」とみる。

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