奈良県橿原市の萩之本遺跡で、弥生時代前期(約2300年前)とみられる約700平方メートルの水田跡とかんがい施設が見つかり、県立橿原考古学研究所が14日、発表した。
かんがい施設は小川がカーブする個所に設置。岸が崩れるのを防ぐため、長さ1メートル以上の木のくい数百本を約10メートルにわたって何重にも打ち込み、すき間に板を挟んでいた。
川底は一段と深く掘り下げ、小さな貯水池のようにしてあった。この先は細い水路になっており、周辺の田に流れる水の量を調節したらしい。
かんがい施設は何度か壊れたようで、補修した形跡があった。同研究所は「水を得るノウハウを持っていたことがうかがえる。当時の水田経営の実態が非常によく分かる資料」としている。
水田は1枚が3-25平方メートルの長方形。幅30センチほどのあぜで区切られ、40枚以上が見つかった。
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