カメムシの一種で、環境省のレッドデータブックが「絶滅の危機にひんしている」として絶滅危惧類に指定している「ブチヒゲツノヘリカメムシ」が長野県中部に生息していることが、15日までに埼玉大教育学部の林正美教授(昆虫分類学)らの調査で分かった。
国内では栃木県那須町でしか生息の確認例がなく、生態は謎が多いという。那須町でも宅地造成などで環境が変化、1990年代末からは発見情報が途絶えており、林教授は「今後、分布状況を調査し、生態を確認した上で生息地の保全を積極的に進めていく必要がある」と話している。
林教授らは昨年9月、八ケ岳連峰のふもとで幼虫を含むブチヒゲツノヘリカメムシを複数確認した。成虫は体長約10-13ミリと比較的大型で、光沢のない黒褐色。ヨーロッパから日本にかけての森林周縁部に分布し、日本が生息地の東端という。
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