ブームが去って大幅に減った観光客を取り戻そうと、国の特別天然記念物、秋芳洞(山口県)周辺の自治体などが、洞内の環境対策に乗り出した。地下水系がラムサール条約湿地に登録されたこともあり、観光を重視するあまり、環境への配慮をおろそかにしてきた反省も込められている。
山口県産業技術センターは、洞内に光が広がらず熱が少なく、環境に影響を与えにくい発光ダイオード(LED)を試験的に導入。生態系の維持をアピールする。
秋芳町などが力を入れるのは、地下水系をたどったり、コウモリの生態を観察したりする「エコツーリズム」。同町は市民団体や観光業者に呼び掛け、環境を守る公園管理団体も設立する予定だ。
秋芳洞が観光地として開発されたのは昭和30年代。洞内に取り付けられた大規模な照明の光と熱は、それまでなかったコケやシダ類が育つ環境に変えた。
(共同通信社)
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