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 大気中の二酸化炭素(CO2)の濃度が高くなると植物の気孔が閉じる要因となるタンパク質を九州大大学院理学研究院(福岡市東区)の射場厚教授(植物生理学)の研究グループが発見、27日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。

 射場教授は「植物がどのようにCO2濃度の変化に適応するか解明する手がかりになる」としている。将来的には、このタンパク質の植物ごとの働きの違いを研究することで、CO2濃度が上昇し、地球温暖化が進む環境下でも生産性を維持できる農作物の開発などに役立つことが期待されるという。

 気孔は葉の表面などでCO2を取り込んだり、水蒸気を放散するなど重要な役割を果たしている。CO2濃度が上昇すると閉じ、濃度が下がると開く性質がある。

 射場教授らは、アブラナ科のシロイヌナズナを使った実験で、気孔の細胞の表面上にあるタンパク質「SLAC1」を発見。空気中のCO2濃度が上がると、SLAC1が活性化し、細胞内部から陰イオンを排出することで気孔が閉じることが分かった。

(共同通信社)

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