北朝鮮による拉致被害者蓮池薫さん(50)=新潟県柏崎市=が、帰国後の2004年9月に復学した中央大法学部法律学科を所定の単位を取得して卒業することが決まった。学部教授会が承認、3日発表した。
蓮池さんは法律学科3年在学時の1978年7月に拉致され、日朝首脳会談で北朝鮮が拉致を認めた2002年の10月に24年ぶりに帰国。以前と同じ学籍番号で復学していた。
かつて取得した単位も卒業単位に算入され、新たに民法、商法、刑事訴訟法などを履修。大学側が置いた専任アドバイザーと相談しながら、警備の都合で柏崎市の自宅での学習を続けていた。
卒業が決まったことについて蓮池さんは「普通なら人生のうち4年という大学時代を、私は30年かかってようやく卒業することができました」と支援してくれた大学関係者らに感謝。
「この瞬間にもほかの多くの拉致被害者は帰国できずにいます。彼らにも母校があり、やり残した勉強もあったはずです」とコメントした。
(共同通信社)
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