政府は今月19日で任期切れを迎える福井俊彦日銀総裁の後任人事案を7日に国会提示する。国会での所信聴取を経て、14日にも衆参両院本会議で過半数の同意を得たい考えだ。政府、与党内では武藤敏郎副総裁(元財務事務次官)の昇格案が有力だが、民主党は武藤氏に反対する姿勢を崩しておらず、福田康夫首相は民主党の対応を見極めて最終判断する。
衆院の笹川尭、参院の西岡武夫両議院運営委員長は6日の会談で、7日午後に「議運委両院合同代表者会議」を開き、総裁、副総裁候補計3人の提示を受けるとともに、公開方式で行う所信聴取は衆参でそれぞれ11日に実施することを決めた。聴取後に非公開の質疑も行い、各党は賛否の検討に入る。
町村信孝官房長官は6日午後の記者会見で、武藤氏案をめぐる民主党の姿勢について「どなたが総裁に選ばれるかは別にして、自民党や財務省の顔色をうかがう総裁が存在するとは思わない」とけん制した。
政府が武藤氏提示に踏み切った場合は、野党が多数を占める参院で不同意になり、総裁の空席期間が生じる可能性も否定できない。
(共同通信社)
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