起訴された3人の力士に対し、ようやく開かれた臨時理事会でも、処分は「有罪が確定すれば解雇するが、それまでは出場停止」とした。事実上の「先送り」で、すっきりしない印象が残った。
角界では師匠の命令が絶対で、弟子はそれに従うのが当然だ。今回も師匠の指示で制裁がエスカレートし、悲劇が起きた。協会内では3力士を「加害者であり被害者」とかばう声があり、4日には力士側の担当弁護士から協会に弁明の機会を求める嘆願書が出された。
あくまでも主導は元時津風親方で、師匠に逆らえない力士の事情が考慮された。ただ一方でこんな意見もある。部屋持ちの中堅親方は「亡くなった斉藤君を自分たちの子どもに置き換えたらどうだろう。それを考えると、ご遺族としては3人が本場所の土俵に上がることは許さないはずだ」。
3力士に同情できなくもないが、この日の決定は身内の論理でまたもあいまいなものになった。
(共同通信社)



























