福岡県大刀洗町の本郷野開遺跡で、5世紀後半から末ごろ馬を埋葬した2つの土壙墓と、鉄製の馬具や馬の歯が見つかった。町教育委員会は「朝鮮半島と関係の深い飼育集団がいたと推測できる。騎馬軍団だった可能性もある」としている。
日本書紀には筑紫(福岡県)の豪族の安致臣、馬飼臣らが479年、水軍を率いて朝鮮半島の高句麗と戦ったとの記述があり、福岡大の桃崎祐輔准教授(考古学)は「馬飼臣の支配下の集団かもしれない」とみる。
土壙墓はいずれも、蒙古系の小中型馬(肩までの高さ1・2-1・4メートル)を1頭埋葬できる大きさ。両墓からくつわと、手綱やくつわにつける金具も見つかった。
近隣の同県小郡市には6世紀の馬の土壙墓が30以上あり、桃崎准教授は「朝鮮半島の友好国、百済を軍事支援するため、この地域に馬を集めて調教したのではないか」と話している。
(共同通信社)
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