新潟県上越市と岐阜県高山市は9日、上越市内でまちづくりシンポジウムを開き、従来のような公共施設の充実度などではなく、「伝統文化を守る住民活動が定着しているかどうか」といった「村格」などの考え方に基づく新たな指標を使い、地域の豊かさを見直そうという提案を行った。
両市とも2005年に複数の市町村による大規模合併が行われ、「旧町村の個性を埋没させず、住民にまちづくりへ積極参加してもらおう」と、合同で有識者委員会(委員長・伊藤滋早稲田大特命教授)を設け、12項目の新指標をまとめた。
新指標は、民俗学者柳田国男氏の「人には人格があるように、村には村格がある」という考えに基づき作成。「環境保全のライフスタイルが普及」「自治活動や相互扶助が活発」など「村格」の6項目と、文化の豊かさを示す「伝統建築を生かし美しい街並みを形成」「観光や国際交流が活発」など「都市格」の6項目からなる。
今後、項目ごとに配点した上で外部の専門家や住民が採点、地域の豊かさを診断する試みなどを計画していくという。
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