推定約10万人が亡くなったとされる東京大空襲から63年を迎えた10日、空襲の犠牲者らの遺骨を納める東京都慰霊堂(墨田区)で「春季慰霊大法要」が営まれ、遺族や関係者ら約320人が参列、犠牲者の冥福を祈り、平和への思いを新たにした。
都慰霊協会が主催した法要では、石原慎太郎知事が「戦争の惨禍を繰り返さないことを誓い、世界平和の実現に努めたい」と追悼の辞を述べた後、常陸宮ご夫妻や遺族代表らが焼香し、静かに手を合わせた。
毎年参列する江東区の無職佐藤菊子さん(78)は「多くの同級生が焼け死んだ。川でも大勢の人が亡くなった。戦争はもう嫌です」と話した。
東京大空襲は太平洋戦争末期の1945年3月10日未明、米軍のB29爆撃機300機以上が現在の墨田区、江東区など東京の下町を中心に焼夷弾を投下した無差別爆撃。被害の実態は今なお不明だが、約27万戸が焼失、40平方キロメートルが焦土と化したとされる。
※写真=東京大空襲から63年を迎え営まれた「春季慰霊大法要」=10日午前、東京都墨田区の東京都慰霊堂
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