豊かな森林の保護につなげようと、湯河原町が同町鍛冶屋で進めていた菜畑林道の拡幅工事を終え、整備した同林道の利用が十三日に始まった。拡幅によって林業関係者らの車が乗り入れできるようになり、森林整備作業の利便性アップが期待されている。
幕山の西側に位置する同林道は全長約三キロで町が管理している。林業関係者らは周辺の森林の間伐や枝打ちを行っているが、これまで同林道は幅員が二メートルしかないなど危険を伴うため車両は通行できなかった。
町は、国と県の補助金を得て二〇〇一年度から七年間かけて同林道の整備工事を実施。道幅を三メートルに広げたほか、地面に砕石を敷いたり、同工事の際に切り出した間伐材をのり面の土留めに利用したりして二月末に工事を完了した。
これにより菜畑林道と同林道に直結する県管理の白銀林道は相互に車の乗り入れが可能になり、森林整備作業の効率が上がるという。
同日開かれた完工式典で、冨田幸宏町長は「森林をどのようにして豊かに再生できるかは次世代への大事な課題。この林道が利活用されることで、山の自然がよみがえる期待が一層高まる」とあいさつし、待望だったという同林道の整備完了を喜んだ。
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