今「建物」という同じテーマを扱っていながら、全く異なる印象を受ける博物館を訪れた。 ひとつは東京都庭園美術館で行われている「建築の記憶」展である。戦前・戦後の建築を写真で表現している展覧会だ。建築物は移動ができず、保存も困難であり、私達の建築体験というのは実際のところ写真によるものが大きい。そのような視点から写真と建築の近現代をテーマとした展覧会である。 一方、移動が困難と思われる建築物をあえて移動し、保存・展示をしているのは「江戸東京たてもの園」である。...
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