政府は18日午前、日銀総裁人事をめぐり、参院で不同意となった武藤敏郎副総裁(64)の昇格案に代わる新たな人事案を提示する。福田康夫首相は、時間切れで日銀総裁が空席になることを回避するため、提示を決断したとみられる。
与野党国対委員長会談を開いた後、午前11時からの議院運営委員会両院合同代表者会議で、町村信孝官房長官が正副総裁候補各1人を提示。同日午後に衆参両院議運委で候補から所信を聴取する見通し。政府は福井俊彦総裁(72)の任期が切れる19日の両院本会議で同意を得たい考えだ。
民主党の西岡武夫参院議運委員長は総裁空席を回避するため、提示があれば18日中の所信聴取に応じる姿勢を示していた。
総裁が空席になった場合、衆参両院の同意で副総裁に任命される白川方明京大教授(58)が総裁代行を務めることになるが、総裁の不在は経済に悪影響が出る恐れがあり、政府、与党内では福田内閣への打撃を懸念する声が強まっていた。
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