大手企業の入社式が1日、相次いで開かれ、経営トップが新入社員に励ましや期待の言葉を贈った。相次ぐ偽装問題などを受け、信頼回復や社会的責任の重要性を強調する経営者が目立った。
再生紙偽装が発覚した王子製紙の篠田和久社長は「深く反省している。二度と信頼を裏切らないようにしていく」と新入社員を前に誓った。保険金不払い問題に揺れた日本生命保険の岡本圀衛社長も「信頼を得るため変革に挑戦しよう」と呼び掛けた。
信頼重視は不祥事企業に限らない。三菱重工業では大宮英明社長が「手を抜くと必ずほころびが出る。技術は絶対にだませない」と、ものづくりの心構えを力説した。
世界経済の悪化が懸念される中、若者のチャレンジ精神に期待も膨らむ。大和証券グループ本社の鈴木茂晴社長は「限界は、自分で設定した時点で生まれる」と、無限の可能性を信じて挑戦するよう訴えた。
激しい競争が続く通信業界ではソフトバンクの孫正義社長が「競争する以上は完全燃焼し、人々の生活に役立つようまい進したい」と決意表明。
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