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 南アフリカから大麻を持ち込んだとして大麻取締法違反(密輸)などの罪に問われ、1審無罪となった英国籍の男性(54)について、東京高裁(永井敏雄裁判長)は15日、「判決理由や記録を検討した結果、拘置すべき場合に当たらない」との判断を示した。

 男性は在留期限が切れて不法残留となり、東京入国管理局に収容中。控訴審のため、強制送還を防ぐ目的で東京高検が職権による拘置を申し立てていたが、認められなかったことから、今後、国外退去となる可能性が出てきた。

 外国人の拘置をめぐっては、覚せい剤取締法違反罪などに問われ、1審無罪となったスイス国籍の女性(28)が、無罪判決が確定した今年4月までの約1年半、拘置施設や入管施設で拘束され続けた末に送還された。

 この拘置の是非について、最高裁は昨年12月、「無罪判決後に拘置する際は慎重に判断すべきで、1審段階より強い嫌疑が必要」との判断基準を初めて示していた。

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