米国の伝説的ヘビーメタルバンド「メガデス」の元メンバーという華麗な経歴を持ちながら、松浦亜弥や華原朋美らの歌にハマって活動拠点を東京に移した異色のすご腕ギタリスト、マーティ・フリードマンがJポップへの“愛”を語った。
「アメリカのヒットチャートだったらベストテンの中で1曲も好きじゃないかもしれないけど、日本のチャートだったら8曲以上は必ず好き」。外見からは想像できない、丁寧な日本語を流ちょうに話すマーティ。
全世界で1000万枚以上のアルバムを売り上げたメガデス時代はツアーで各国を回り、“速弾き”でファンを熱狂させた彼が、なぜJポップに魅了されたのか?
「1990年代半ばにJポップを“発見”して、すごく気に入った。みんなカラオケで歌うから強くて分かりやすいメロディーが多いし、津波のようにドワーッとくる曲のメリハリが僕のツボに入った」と説明する。
最近のお気に入り曲のベストスリーを聞くと、少し悩んだ後、(1)「ポリリズム」(Perfume(パフューム))(2)「孤独の向こう」(平原綾香)(3)「Smile」(元気ロケッツ)を挙げた。
女性3人組のテクノポップユニットPerfumeはデビュー時から好きで、注目していたという。「日本ではポップスだけど、アメリカでは『ポリリズム』の変拍子はプログレ(プログレッシブロック)のミュージシャンしか理解できないセンスなんじゃない」と意外な指摘も。
そんな日米の音楽業界に精通するマーティが、自身の半生や雑誌で連載中のコラムなどをまとめた「いーじゃん!J-POP だから僕は日本にやって来た」(日経BP社)を出版した。「変な角度からJポップを見たり、聞いたり、やったりしているので本を楽しんでほしいし、Jポップをダサイと思っている人がいたら聴き直してもらいたい」と笑顔で話した。
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