【ワシントン16日共同】ポールソン米財務長官は16日、ワシントンで講演し「金融市場の混乱は始まりではなく、終わりに近づいた」と述べ、米サブプライム住宅ローンに端を発した金融危機は最悪期を脱しつつあるとの見解を示した。米政府には「景気後退入りはなくなった」(ホワイトハウス高官)との楽観論が広がっている。
同長官は「金融市場は3月と比べてかなり落ち着いている」と述べ、証券大手ベアー・スターンズ救済を機に信用不安が後退したと説明。社債や高利回り債など一部の市場で「投資家の信頼も徐々に改善している」との認識を示した。
ただ、サブプライム問題の震源である住宅市場は「米経済の最大のリスク」と強調。金融市場の正常化にはなお時間が必要との見通しも示し「この先、いくつかの波乱があると予想すべきだ」と述べた。
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