世界で運転中の原子力発電所が435基に達し、合計の出力規模が過去最高の約3億9200万キロワットになったとの調査を、日本原子力産業協会がまとめた。新興国でのエネルギー需要の増加が背景にある。事故などの影響で1990年代は原発離れが進んだが、原油価格の高騰や地球温暖化への対策として見直しが進んでいる。
設置済みの原発は今年1月時点で、前年から6基、約500万キロワット分が増加。中国は11基に、インドは17基に増えた。最も多いのは米国で104基。フランス59基、日本55基、ロシア27基と続く。
建設中の原発は43基。中国やロシアを中心に8基が増加した。国際エネルギー機関(IEA)によると、2030年に世界の原発の出力規模は、4億1600万-5億1900万キロワットまで拡大する見通し。
日本では発電電力量のうち約3割を原発が担う。フランスは8割、米国は2割の状況だ。中国やインドは石炭火力発電の割合が多く、原発は2、3%程度。20年までに中国は現在の4倍、インドは5倍に原発の発電量を増やす計画だ。
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