「見てくれているかな。精いっぱい頑張るよ」。13日の第90回全国高校野球選手権山形大会1回戦で、県立金山高の高橋裕二主将(17)は、岩手・宮城内陸地震で行方不明になった父伸好さん(56歳)と母美也子さん(51歳)を思い浮かべ、マウンドに登った。試合は0−19の五回コールド負け。こらえきれずに涙があふれた。17歳には、あまりに過酷な1カ月だった。 高橋さん夫婦は毎年、栗駒山方面にタケノコや山菜採りに行き、近所の人に「タケノコを採ってきた。食わねか」とおすそ分けしていた。...

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