対馬丸についての本は多いが、これは小冊子ながら、既刊の類書にくらべて、はるかにととのった資料が生かされていて、「またか」と思わせないユニークなものをもっている。その3点—(1)対馬丸をふくめた船団の素性について詳しい。その運命に重大な関わりがあるのだ。 (2)ボウフィン号(対馬丸を撃沈した米潜水艦)の戦術について詳しい。 (3)取材源の7人の「その後」を語らせることにより、当事者が体験を戦後の生活と思想にどうつなげたかを、検証している。 ボウフィン号の戦術につ...
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