長野県で1994年に起こった松本サリン事件の被害者河野澄子さん(60)が亡くなったのを受け、夫の義行さん(58)が5日午後、「長い間頑張ってくれて、ありがとう。今日は彼女が自由になる日。わが家にとって、事件が終わる日になると思う」と語った。同県松本市の自宅前で、記者団の取材に応じた。
「病院に着いた時、(澄子さんの)心臓は動いていたらしく、間に合ったと思った。普段と変わらず寝ているようだった」と、河野さんは5日未明に澄子さんが入院する病院へ駆けつけた際の様子を説明。「赤いワゴン車で、北海道や東北地方に妻とキャンプに行ったことが、私も子供たちも強く記憶に残っている」と、柔和な表情で思い出をかみしめていた。
5日から3日間は家族だけで澄子さんの遺体と過ごし、自宅で葬儀を行う。家の中では、澄子さんのためにバッハのミサ曲を流しているという。
※写真=自宅前で、亡くなった妻澄子さんとの思い出を語る河野義行さん=5日午後、長野県松本市
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