子育て・教育 川崎の児童が沖縄県那覇市を訪れて地元の小学生と交流する「ふれあいサマーキャンプ」(川崎市教育委員会など主催)が、七月三十一日から八月三日まで行われた。公募で参加した小学五、六年の二十人は沖縄戦の歴史や豊かな自然環境も学ぶなど、心に深く印象が残る旅となったようだ。
友好自治体である那覇市を訪れるサマーキャンプは初めての試み。川崎市が本年度から始めた「緑のカーテン大作戦」に役立てようと、那覇市立壺屋小と城東小の児童が四月下旬に川崎を訪れ、沖縄特産の「ゴーヤー」の種を持参してくれたことが今回の訪問のきっかけとなった。
訪問の目玉は、那覇の両校の児童計二十四人と交流を深める一泊二日の体験学習。中心街に位置する壺屋小で簡単な自己紹介を済ませた後、川崎の小学校で育てたゴーヤーの実を披露し、那覇の児童に感謝の言葉を述べた。
那覇の児童から伝統芸能「エイサー」や琉球舞踊などの手ほどきを受け、一緒に伝統衣装に身を包んで成果を発表。夕食には、持参したゴーヤーとパイナップルを使ったおひたしなどの調理にも挑戦。自然体験施設に宿泊し、夜には自然観察会を行った。
沖縄滞在中には南部戦跡を訪れ、ひめゆりの塔や平和の礎(いしじ)、県立平和祈念資料館を見学。元ひめゆり学徒隊の女性から講話を聞いた。女子児童は「十六歳で戦場でけがをした兵士の世話をするよう言われたそうで、聞いているだけで悲しくなった」と感想を寄せた。
サマーキャンプは市教委、川崎教職員会館、市生涯学習財団の主催。一九九〇年から岩手県東和町(現・花巻市)を皮切りに、今夏は全国七カ所で実施されている。
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