五輪閉幕の翌朝、北京から一路北東へと車を走らせた。オリンピックの余韻が残っているうちに、どうしても見に行きたい場所があったのだ。 河北省ラン平県西紅旗村。北京から約160kmの山間にある、人口1300人ほどの小さな集落だ。「北京の水がめ」と呼ばれる密雲水庫(貯水湖)の主要な水源である潮河のほとりにあり、豊富な水を利用した稲作が盛んだった。 筆者は今春、偶然読んだ中国紙の記事でこの村の名を知った。北京では、急激な都市化による水の消費量増加に、中国北部で年々悪化する...
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