雑誌で紹介された東南アジア原産の植物「アマメシバ」を粉末にした加工食品を食べて呼吸器に重い障害が残ったとして、名古屋市の住民が出版社「主婦の友社」(東京)などに損害賠償を求めた訴訟は29日、名古屋高裁で和解が成立した。
原告側代理人は、主婦の友社が記事の表現と健康被害との因果関係、その責任を事実上、認める内容で、「今後の“健康食品”に関する出版の在り方にも影響を与える」としている。
和解条項では「雑誌の記事の表現に起因して健康被害を受けた」と明記された。同社と食品の効用を記事で説明した医学博士が原告に陳謝し、和解金計600万円を支払い、薬事法を順守して再発防止に努めることなども盛り込まれた。
同社は雑誌「健康」の2001年9月号で、アマメシバを紹介。原告は当初、70代の母と50代の娘の2人だったが、母は今年3月に死亡した。
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