教員汚職事件を受け、大分県教育委員会は29日、2007年の教員採用試験で、不正な点数操作により合格した教員21人を特定、採用を取り消す方針を決めた。不正は06年の試験でもあったとされるが、県教委は裏付けが不十分として取り消しを見送った。
一連の事件で、県教委が打ち出した採用取り消しの規模が明らかになったのは初めて。多数の教員が不在となり学校現場が混乱するのを防ぐため、県教委は採用取り消し対象の教員が希望すれば、臨時講師として雇用するとしている。
不正のしわ寄せで本来の得点を減点されるなどし、不合格となった受験者についても希望を確認した上で、10月以降に新たに採用する。
一方、06年の採用試験については、不正を示すデータの信頼性が不十分で、弁護士の見解でも「07年分と比較して確実性に劣る」とされたことから、採用取り消しを見送った。06年の不合格者には救済の機会を与えるため、特別試験を実施し、合格者を来春採用する方針。
採用を取り消されるのは小学校教員が14人、中学校が6人、養護教員が1人。
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