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 細胞分裂時に不要な遺伝子が働いて異常が起きないよう、DNAに化学変化を与えて“鍵”をかけておく仕組みを、京都大の白川昌宏教授らのチームが解明し、英科学誌ネイチャー電子版に4日発表した。

 こうした仕組みは「メチル化」と呼ばれ、巧みな生命現象として注目されている。遺伝子が正しくメチル化されていないと、分裂細胞ががん化したり、多様な組織に成長する幹細胞に似た状態に戻ったりすることがある。

 白川教授は「この鍵を自由に開閉できるようになれば、がん治療や人工多能性幹細胞(iPS細胞)づくりなど、広い範囲に応用できそうだ」と話している。

 チームは、細胞分裂時のDNA複製にかかわるタンパク質「UHRF1」に着目。メチル化されたDNA領域をこのタンパク質が検知し、複製したDNAの同じ領域に化学変化を与えて、遺伝子が働かないようにしているのを突き止めた。

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