暮らし・話題 ホクホク甘い秋の味覚到来―。足柄産のクリの収穫が始まり、木が植えられた畑では焦げ茶に色づいたイガグリが地面のあちらこちらに落ちている。
中井町境のJAかながわ西湘・栗運営委員長の関野正巳さん(66)の畑では、枝に付けたソフトボール大のイガグリがパックリと割れ、木の下にゴロゴロ。十字に開いたイガの間からは、大粒でつややかなクリたちがひょっこりと顔をのぞかせている。
関野さんによると、「ことしは雨が少なかったので平均的に例年よりは粒は小さめ」。だが、地下足袋でイガを踏みながらかまを使って取り出したクリはどっしりと丸みを帯び、「ホクホクとした歯応えで芋のような甘みがある」。
同JA福沢総合選果場によると、農家から集荷されたクリは福島県や静岡県などのほか、県内では横浜や横須賀などに出荷。今月一日の集荷量は昨年の三倍の約六百キロだったといい、ことしの収穫は例年より多く見込めそうという。
「まだ台風が来ていないので、実りきる前のクリが落ちずに済んでいる」と関野さん。収穫は十月初めごろまで続くという。



























