衛生陶器大手TOTO(北九州市)の滋賀工場で、偽装請負の状態で働いていて労災事故で死亡した滋賀県甲賀市の西野尾茂信さん=当時(39)=の遺族が、TOTOなどに約1億円の損害賠償を求め5日、大津地裁に提訴した。
訴状などによると、西野尾さんは1993年から滋賀県湖南市の工場に勤務。昨年5月、停止したトイレタンクの製造ラインを再始動させようとした際、機械と支柱の間に挟まれ死亡した。
西野尾さんが所属する会社はTOTOの契約会社と業務請負契約を結んでいたが、実際はTOTOの指揮命令下で働く偽装請負だったという。
遺族側は、TOTOは機械への立ち入りを防ぐフェンスを設置するなど安全管理措置を取らなかったと主張している。
東近江労働基準監督署は昨年9月、TOTOなどを労働安全衛生法違反の疑いで書類送検。甲賀簡裁はことし7月、罰金50万円の略式命令を出した。
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