社会 被害が止まらない振り込め詐欺の防止に一役買おうと、湘南信用金庫(横須賀市大滝町)は十五日から当面の間、店舗外の現金自動預払機(ATM)で振り込みサービスを停止する。県警などによると、県内の金融機関では初の試みで、全国的にも珍しいという。
同信金は、三浦半島、横浜、湘南地域を中心に、店舗外ATMを三十九カ所、四十四台設置。同信金の店舗外での振り込みは、ピーク時の月末は一日あたり約千三百件。振り込みサービスを停止する十五日以降、ATMでのサービスを求める顧客には最寄り店舗の利用を呼び掛ける。振り込み以外のサービスは利用できる。
石渡卓理事長は「顧客には不便をかけるが、被害防止のため協力を求めたい」と説明。同信金の店舗では、これまで二十一回、振り込め詐欺を未然に防止しており、ロビー係のいる店舗なら被害防止が図りやすいと考えた。横須賀署などから九日、協力を要請された。
県警によると、今年一月から九月末までに発生した県内の振り込め詐欺被害は千七百七十五件。被害総額は約二十八億七千万円で、すでに昨年一年間の約二十三億九千万円を上回った。
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