ノーベル賞の国別、分野別受賞者数を集計している文部科学省は15日、今年のノーベル物理学賞に決まった南部陽一郎米シカゴ大名誉教授(87)を、日本でなく米国に計上することを決めた。
従来、国名は受賞時の国籍でカウントしてきたことを踏襲した。文科省は「客観的な基準で分類しただけ。南部氏の研究実績の多くは日本国籍時代のものであり、日本人研究者と考えることに問題はない」(振興企画課)と説明している。
これを反映した同省の集計によると、1901年から今年までの医学生理学、物理学、化学の自然科学関連3賞の受賞者数(受賞決定者を含む)は、米国が計227人で1位。日本は12人となり、7位の旧ソ連、オランダの13人に次ぐ9位となった。
集計は公式なものではないが、優秀な研究者が集まる国を示す指標になるとして、文科省が毎年発行する「科学技術要覧」に資料として掲載している。
南部氏は東京生まれ。1950年代に渡米し、70年に米国籍を取得した。60年代の業績が今回の授賞理由になっている。
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