ガスとの併用に比べ「オール電化住宅は30年間で約300万円おトク」とする九州電力(福岡市)のチラシの記載が事実と異なるとして、公正取引委員会は15日、景品表示法違反(有利誤認)で同社に排除命令を出した。公取委の電力会社への排除命令は初めて。
公取委によると、電気給湯器とIHクッキングヒーターの購入や設置工事で初期費用が約100万円必要なのに、チラシには記載がなかった。30年の間には機器の買い替えも必要で、節約できるとされる金額を上回る出費もあり得るという。
チラシには、新築住宅への導入で特定の住宅ローンを組めば、30年間でさらに約50万円得になるとも記されていた。
九電によると、このチラシを挟んだパンフレットを計約20万部発行。昨年10月から今年8月にかけて、営業所や機器の販売店などで約18万部配布した。九電は「公取委の指摘を真摯に受け止めたい」としている。
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