銀行や証券など国内主要金融機関の2009年3月期決算の純損失が、判明分だけの合計で3兆2000億円に上ることが5日、分かった。生命保険などを加えれば4兆円規模になるのは確実。不良債権処理で大手銀行が4兆6000億円超の赤字を計上した03年3月期以来、6年ぶりの水準で、金融大手の経営悪化が貸し渋りを招き景気回復の足かせになる恐れがある。
損失額が最も大きいのは先に決算発表した野村ホールディングスの7094億円の赤字。みずほフィナンシャルグループが見込む5800億円の純損失が続く。
共通するのは、証券化商品や保有株式での多額の損失計上。大手銀行は、取引先企業の業績悪化により不良債権処理費用も急増した。
みずほを含めた3大銀行は赤字に転落する。三井住友フィナンシャルグループが3900億円、三菱UFJフィナンシャル・グループも2600億円の赤字にそれぞれ業績予想を下方修正した。
代表的な機関投資家でもある農林中央金庫も、金融市場の混乱により有価証券全体で6000億円強の損失が発生し、5700億円の純損失(単体)を予想。信金中央金庫も1840億円の赤字を見込んでいる。
損害保険では、損保ジャパンやあいおい損害保険が赤字の見通し。決算発表を終えた証券は野村を含め3大証券がそろって赤字になった。
(共同通信社)

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