向田邦子生誕80年を記念して、TBSが今秋、向田作品「母の贈物」をスペシャルドラマとして映像化、舞台公演も行うことになり、東京都内で開いた制作発表に、竹下景子、池内淳子ら両方のキャストが出席した。
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物語は、結婚式を翌日に控えた秋子と正明の前に、死んだはずの秋子の母伸江が現れて起こる騒動から始まる。正明の母フミ子は夫と死別後、女手ひとつで正明を育て上げた自慢の母。一方、伸江は夫と死別後、男と駆け落ちしたまま娘と交流がなく、それを恥じる秋子は「母は死んだ」とうそをついていた…。
ドラマ版でフミ子を演じる竹下は「あこがれていた向田作品。本読みもリハーサルもして本番を迎える、今どき、けうなドラマ作りを重ねている日々です」とあいさつ。
伸江役の万田久子が「本番がこなかったらいいのにってぐらい(けいこが)無責任に楽しい」と話すと、向田作品を多数手掛けてきた演出の鴨下信一が「皆さん楽しそうだけど、まあ、今に泣くから大丈夫です」と笑顔で語り、出演者全員「うわぁ」と首をすくめた。
伸江の駆け落ち相手役の佐藤B作は「万田さんとオレ、バランス合うのかなと思って、台本を読むと、オレ適役だなと思ったんですけど、舞台(版)の僕の役が田中健さんだっていうから、混乱してます」と話し、場内は爆笑となった。
舞台版でフミ子役を務める池内は「両方をご覧になって、良くも悪くもご批評いただければ」と語り、伸江役の長山藍子は「(設定の)昭和50年ごろのエネルギーを感じてください」と話した。
正明役は、テレビ版がKAT-TUNの中丸雄一、舞台版は佐野瑞樹。秋子役は両方とも清水由紀が演じる。舞台版の演出は石井ふく子。
(共同通信社)
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